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◆晩秋の北陸路

バスツア-に参加して、
11月23,24日と、
金沢、福井に行ってきました。
兼六園、永平寺、東尋坊を見て周り、
ズワイガニなどを食べてきました。



白い峠を越えて♪

11/23-24とバスツア-で
金沢、永平寺などへ行きました。
土浦から筑波を経由して、
常磐道、外環道、関越道、上信越道、
北陸道と乗り継いで行きます。
運転手は一人、
ちょっと過重労働ではないでしょうか?
席は申し込みが遅かったため、
最後尾になってしまいました。
トイレ休憩まで困らないように、
通常より水分は控えめにします。



妙義山辺りまではまだ暖かい気候だったのですが、
長野から妙高付近の峠を越える辺りでは、
既に結構降雪があったようで、
山は白く化粧していました。


バスは白雪十下を越えて、
これから日本海側へ突き抜けます。
いよいよ久しぶりの日本海です。





なつかしの姫川と♪


バスはひた走ります。
途中渋滞に巻き込まれたので、
遅れると兼六園につく頃には
暗くなってしまいます。

K-20071123-姫川.JPG
一瞬の場面です。
なつかしの姫川が眼前に広がっていました。
5月連休に石探しをしたのはもう2年半前。
現在姫川のライブカム情報があるので
いつでも見れるのですが、
やはりその場所に行って見る、
これが大事ですね。
昔のプレ-ト収束端が眼前にあると思うと、
不思議な雰囲気がしてきます。
桂林も3億年近い歴史が築いた山水だけれど、
青海の変成帯も
4億年の歴史を誇る凄い地域。
最近ちょっとばかり地球の息吹を
感じるようになったような(^^)。

K-20071123-電化.JPG
そしてここは、有名な電化ですね。
石集めをはじめて間もないときに
私の友人がここの奥の採石場まで入り、
一仕事してから、私の希望を思い出し、
石灰岩などを持ってきてくれた場所。
紫色の不思議な石灰岩は私の宝物です。
そうそう、ここの黒姫山も明星山も
実はそっくり石灰岩の山。
またまた桂林とリンケ-ジ(^^)。

K-20071123-白い山.JPG
さらにバスは北陸道を進んで、
見えてきました白い山々。

バスは兼六園に日没前に間に合うか・・・?



なつかしの兼六園♪

おひさしぶりです、兼六園♪
なんとかドライバ-さんのご努力により
3時40分に到着。
有名どころの石灯篭や
石像、噴水などのご説明を受けながら、
回りました。
それでは兼六園の解説引用です。
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江戸時代、加賀藩の庭園を端緒とし、
延宝4年(1676年)に五代藩主前田綱紀が
「蓮池亭(れんちてい)」を造築、
その庭を「蓮池庭(れんちてい)」
と呼んだのが始まりとされている。
当時は、金沢城の外郭として城に属していた。

13代藩主前田斉泰が霞ヶ池を堀り広げて増庭させ、
現在のものにほぼ近い形にしたとされ、
「兼六園」の名称が定められたのもこの頃。

名称は宋代の詩人・李格非の『洛陽名園記』に由来し、
「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の
六つを兼ね備える名園」との意味で、
当時の老中松平定信が命名したとされている。

また、春夏秋冬それぞれに趣が深く、
季節ごとに様々な表情を見せるが、
特に雪に備えて行われる雪吊は
冬の風物詩として情緒を添える。

霞ヶ池を渡る石橋を琴に見立てて
徽軫(ことじ)をなぞらえた
徽軫灯籠(ことじとうろう)は、
兼六園を代表する景観となっている。
-----

雅な名園ですね。
日本三大名園のひとつです。
池の名前が霞が池というのも、
霞ヶ浦の近くに住む私にとって
嬉しい名前です。

残念ながら、ことじ灯篭は、
池のそのあたりを掃除中のため、
写真を撮れませんでした。
閉演してからでは暗くなってしまうので
仕方がないのでしょう。


解説にもあったように、
いまどきの見所は
何といっても雪吊り。
かなり前に訪れたときには、
この雪吊り直前でした。


これも絵になっていますね。
紅葉もいい時期です。


こちらも美しい絵です。


なんと冬桜まで咲いていました。

最近いつも良い時期に旅行できて、
ありがたいです。




秋の日の・・・♪












兼六園のヒトコマです。
綺麗な落ち葉ですね。
この写真を見ていて、
唐突に思い出した光景

中学校の国語の時間、
もうずいぶん昔のことに成りますが、
そのとき国語の先生が、
黒板におもむろに書いたのが、
この詩でした。
なぜかわかりませんが、そのときの場面と、
この詩が今も頭に残っています。



 ポ-ル ヴェルレ-ヌ (上田敏訳)

秋の唄

秋の日の ヴィオロンの 
ため息の 身に染みて
ひたぶるに うら悲し。

鐘の音に 胸ふさぎ
色変えて なみだぐむ 
過ぎし日の 思い出や。

げに我は うらぶれて
ここかしこ さだめなく
とびちろう 落ち葉かな。

「さだめなく」は 「あてどなく」が
正しいのかも知れません。
先生は、「さだめなく」と書かれました。
私もさだめなくが好きです。
なんだか中学時代に
もどりたくなっちゃったな~(^^;;;。





朝もやを抜けて永平寺へ♪

翌日はバスの座席順が変更。
なんと前日の一番後ろが、今度は一番前!
しかも、このバスは特殊仕様、
運転席は1階、お客は2階のような構造ですから、
高い位置で、フロントガラスの目の前です。
ついシ-トベルトを確認したくなる雰囲気です。
でも、眺めは最高♪


バスはひなびた山中温泉から永平寺へ走ります。


朝早いので、朝もやが流れています。
すがすがしい眺めを一等席から撮影できます。


さあ到着。
想像と全く違っていました。
「大きな杉の山の中にひっそり」を
イメ-ジしていたのですが、
ちょっと拍子抜けです。
スッカリ周りは門前町、
お土産屋さんが並んでいます。
でも、紅葉が彩り、由緒ある名刹ですね♪



永平寺♪

永平寺は1244年、
道元禅師が開いた曹洞宗大本山です。
山の斜面に山門・仏殿・法堂など七堂伽藍があり、
回廊式に拝観ができます。
創建当初の建物は皆焼失し、その後再建されています。
今でも多くの修行僧が厳しい修行を行っています。


入り口に見えた紅葉が綺麗でした。


内部の天井には、なぜか昭和初期の有名画家の
若い頃描いた絵がたくさん貼ってありました。



建物も良いですが、私はこちらが好みです。


ここがよく写真で見る永平寺ですね。
これで大きな杉林の中にあるとばかり
想像してきました。実際は大違いです。




断崖のはて♪

やってきました東尋坊。
旅の終着点です。

ここがかの自殺の名所、
サスペンスドラマの名場面。
それよりも何よりも安山岩の柱状摂理絶景♪

安山岩の柱状摂理はここだけとの
ガイドさんのご説明でしたが、
内心あれ?
北海道の層雲峡にも安山岩の柱状摂理があり、
有名な奇景として知られています。

地名の由来は、乱暴で恨みをかい、
酔わされ此処から突き落とされた
平泉寺(勝山市)の僧の名前によるのだとか。


東尋坊タワ-が見えます。
高所恐怖の私には近づきたくない場所ですね。
オ-バ-ハングした形自体が恐怖です。



ここですね~凄いです。
晴天に恵まれたので、
暗い雰囲気はありませんでした。


ついつい、岩石を眺めてしまいます。


水平線が丸く見えます。


シルエットがこれまた美しいです。
さすが日本海の名所ですね。



美川町の看板♪

帰りのバスの中、
ツア-ガイドさんがいうには、
そろそろ美川憲一の看板が見えてくるから
お楽しみにとおっしゃるのです。
なんのこっちゃと思って車窓を眺めていたら、



ありました。
ウイットに富んでいて。
面白いですね。
「美川=石川県で一番の町」

補足:かわせみどんさんによれば、
美川町の町長さんのアイデアだそうです。




子持ち甘エビ一匹が試食♪


お土産店でのヒトコマ。
試食コ-ナ-で、なんと子持ちの甘エビがありました。
なかなか美味。
一巡して戻ってきたら、もう一匹もありませんでした。

実は昨夜のホテルの甘エビは子持ちでなかったし、
ツア-タイトルの「うまいもんめぐり」
は期待はずれ。
この試食もふくめて
「うまいもんめぐり」という事かな~?(笑)



親知らず・青海♪


帰りには雨も降ってきました。
高速をバスは猛スピ-ドで飛ばします。
おそらく峠を暗くならないうちに抜けたいのでしょう。
関東に行ってからの渋滞も気になります。
(実際に渋滞に巻き込まれました)

この親知らず海岸、
ご存知のように日本アルプスが
日本海に沈むところです。
この先がさらに海の中を延長しています。
中国大陸塊は、北側の中朝陸塊と揚子陸塊が
古代に衝突合体して出来ました。
その衝突により低温高圧変成帯が形成されました。
ヤンツ-変成帯として知られています。
その延長がひょっとしたらこの親知らず=
蓮華変成帯かもと言われています。
(なお、異説もありますが。)

青海では以前に翡翠の博物館に行ったな~と
ふと思い出しているうちに、
バスはトンネルに入りました。
なかなか旅情あるツア-でした。



















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